湖沼の水質浄化の未来について

湖沼の水質浄化の未来について

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湖沼は日本では、汚濁が問題となっています。湖沼の浄化対策事業が、2006年度から本格化しました。水質浄化技術が注目されています。

 

水質浄化の3つの対策

 

湖沼の水質汚濁の原因は、生活排水などの外部負荷、湖沼ない生物の内部負荷、養殖などの直接負荷に分類されます。1984年に湖沼法が制定、水質浄化対策が講じられました。効果は低く2006年に改正湖沼法が施行、本格的な浄化事業が始まったのです。

 

浄化事業では、様々な対策がとられています。流入河川対策、湖内対策、流域対策です。

 

@流入河川対策

直接浄化が行われます。吸着法、土壌処理、植生浄化技術です。

 

A湖内対策

底泥浄化、植生浄化、流動制御などの対策です。底泥浄化は、泥やヘドロを浚渫船やポンプで回収・除去する「浚渫法」、砂で覆う「覆砂法」があります。

 

植生利用には湖岸の浅い水域に「植生帯」を設ける方法、もう一つは流入河川の流入口に「人工内湖」を設ける方法があります。植生帯では浮遊汚濁v物質の吸着、窒素・りんの吸収です。人工内湖では河川からの汚濁物質の流入削減ができます。

 

流動制御は、表層部をフェンスで仕切り、アオコを拡散防止します。これによって、植物プランクトンは増殖制御されます。これが、「分画フェンス法」です。

 

B流域対策

水質汚染源を断つ「点源負荷対策」と汚濁物質の流入を削減する「面源負荷対策」が行われています。点源負荷対策は、下水道整備、畜産施設の排水浄化などです。面源負荷対策は、市街地からの流入削減です。

 

湖沼の水質浄化の未来について

 

続々と登場する新しい浄化技術

 

浄化事業の本格化に伴い、新浄化技術の開発も進められています。

 

@水質浄化植物の開発

湖岸にヨシなど植生帯を設けます。重金属や有害化学物質を吸着、分解し水質浄化を図ります。現在は実験段階です。

 

A溶出物質吸着バリア材の開発

りん吸着脳の高い材料を湖沼底泥の上に被覆します。底泥からの溶出を防ぐ技術です。基礎研究段階です。

 

B炭素繊維による水質浄化

直径7ミクロンの炭素繊維の束を水中に浸漬、炭素繊維に付着した微生物によって有機物を分解します。現在実用化研究段階です。


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