砂漠緑化の未来について。砂漠化防止緑化などの紹介。

砂漠緑化の未来について

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地球温暖化が進行しています。それと並行して、地球表面の41%を占める乾燥地帯の砂漠化が進行しています。砂漠化防止のための緑化が注目されています。

 

世界の課題である砂漠化防止

 

砂漠化とは、乾燥地帯の土地が劣化することです。砂漠化しやすい乾燥地帯は、地表の41%を占めています。そこには、20億人もの人々が暮らしています。砂漠化によって農業生産性の低下、水不足が起こります。貧困拡大の原因でもあるのです。

 

砂漠化の要因は次の2つです。

 

@気候的要因

温室効果ガスなどによる地球的規模の気候変動や干ばつなど。

 

A人為的要因

過放牧、過耕作、森林伐採、生態系の限度を超えた人間活動

 

砂漠緑化は、砂漠化した土地を植生によって、修復するための技術をいいます。植栽技術、灌漑技術、耐ストレス性品種改良技術、砂漠緑化向け植物開発技術の組み合わせです。

 

砂漠緑化の未来について。砂漠化防止緑化などの紹介。

 

日本でも本格化する砂漠緑化

 

@植栽技術

乾燥地は風食(土地の侵食)が顕著です。碁盤目状に牧草の種をまく「草方格」、樹木と草本類を一定間隔で植える「苗木植栽」が採用されています。

 

A灌漑技術

効率的灌漑が求められます。スプリンクラー灌漑、マイクロ灌漑などの一般灌漑のほかに、植物スプリンクラー灌漑という新方式があります。

 

B耐ストレス性品種開発技術

乾燥地の植物は、温度、乾燥、塩類などの過度のストレスがかかります。それに耐えうる品種改良植物を開発し植栽する必要があります。交配から遺伝子組み換えで品種改良も行われています。

 

C砂漠緑化向け植物開発技術

中国北部では、上空数千メートルまで砂塵が舞い上がります。黄砂の被害拡大と共に深刻な問題になっています。砂塵の植生への影響や再生・回復メカニズムの解明研究が行われています。研究の進展で、砂漠に適した植物の開発が可能であると思われます。

 

日本では、環境省が国際協力を行っています。「北東アジアの草原地域における砂漠化防止と生態系サービスの回復に関する研究プロジェクト」が2007年度から実施されました。官民上げて砂漠緑化が本格化してきました。

 

 

砂漠化
国連の砂漠化対処条約は「乾燥・半乾燥地域、乾燥半湿潤地域における気候変動や人間活動を含む様々な要素に起因する土地の劣化」と定義している。

 

マイクロ灌漑
植物の根元などにピンポイントで散水する節水型の灌漑方式

 

植物スプリンクラー
深根性植物を利用して地下水を表層土壌に浸透させる灌漑方式。


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